私って一体・・・。

私が通っていた小学校では、2時間目と3時間目の間に業間の時間というのがあり、月曜日はマラソン、火曜日はなわとびなど、各曜日ごとにやることが決まっていた。 当時、2年生だった私の教室は2階にあったため、業間の時間は集団で階段を降りるという日々を送っていたのである。

そして、ある日のこと。いつものように運動場へ出るためにみんなで階段を降りていた。その日は火曜日で、なわとびの日である。私はなわとびの縄をはずしながら階段を降りていた。縄をはずすことに夢中になっていた私はなわとびのとって(つかむ所)が足下に来ていることに気が付かなかった。

 ふと下を見て、「あっ」と思った瞬間、私の足はその取っ手を踏み、見事階段を滑り落ちていったのである。おしりからドドドーーン。もの凄い激痛がお尻に走った。

まわりでは大勢の人がクスクス笑いながら私をよけて通っていく。恥ずかしくなった私はパッと立ち上がり、運動場へ走っていった。そして痛みをこらえながらなわとびをしたのである。なわとびをしていくうちに、階段から落ちたことなどすっかり忘れてしまっていた。小学校2年生の記憶なんてそんなもんである。

それから3年後、何かの拍子にお尻の骨が出ていることを指摘され、病院に行くはめになった。レントゲンの結果、尾てい骨が折れていることが判明。しかもそのまま固まっているらしかった。

 まわりに原因を追究されたが、何も思い当たる節がない。しかし、ふと3年前の事件を思い出し、「あっ・・・。」と思った。そういえば階段から落ちたことがあったっけ・・・。

結局、その時のことが原因で折れたらしいことが判明した。それも気付くのが遅かったために骨もひっつかないと言われた。そう言われた私は、「あの時、骨が折れていたのになわとびをしていたのか・・・。私ってなかなか我慢強かったんだなぁ」と小2の頃の自分に感心していた。

しかし、3年間も骨が折れていることに気付かなかった私って一体・・・・。(H8.7.31)

投稿日:

執筆者: